こんにちは、管理人のRです。

この記事では、
「新たに新規獲得の担当になったけど、WEB広告は内製化した方がいいのかな、、」
「社内で、WEB広告を内製化するか委託するか、意見が割れていて、、」

という方に向けて書いています。

初心者の方でも理解しやすいよう、できるだけわかりやすく書いてみましたので、ぜひ最後までご覧ください!

WEB広告は内製化すべき?

結論から言うと、環境によって使い分けていくのがベストです。

「環境」というのは、会社の方針や組織内の役割、現場のスキル、あなた自身のモチベーションや考え方のことを指しています。

例えば、会社が「広告の運用は代理店に依頼して、自分たちは全体管理や新しいチャレンジに集中しよう!」という考え方の場合、社内で振られる業務量もそれに準じた内容になります。そこで無理やり自社運用しようとしてしまうと工数的に大変になってしまうので、そこまで自分で運用することにこだわりがなければ委託した方が良いでしょう。

また逆に、「広告は自分の手で絶対に回さないと!」と会社や自分が考え、会社も社員のレベルアップを図ろうとしている場合、たとえ未経験でも内製化してひとつひとつ試していくのが良いでしょう。

最終的に、どちらの方が長期的に会社のメリットになるかは断言できませんが、少なくとも運用担当者は「外注だから…」と受け身な姿勢ではなく、すべてにおいて自分に責任があると考え、前のめりに取り組んでいく必要があります。

〇WEB広告を内製化するメリット

WEB広告を内製化するメリットは、下記の4つです。

①スキルが身につく

WEB広告を内製化すれば、運用担当者はスキルを身に着けることができます。

スキルを身に着けることができれば、「こういうターゲティングに対して、リピート顧客を除外して新しい設計&クリエイティブでテストすれば、改善できるのでは?」等、スキルがないと思いつけない発想なども出てきたりします。

また、WEBマーケターは市場価値が高く、独立やフリーランスとして働く方も少なくありません。もしあなたもそのような考えを持っているのでしたら、自分で運用することで経験値を得て、独立に向けたスキルを身に着けることができます。

②外注費がかからない

内製化をすれば、代理店への手数料も発生しないので、余った予算をさらに広告へ投資することができます。

仮に代理店より良いまたは同じ効率で広告を回すことができれば、その分の件数を獲得できるため、より目標達成に近づくことができます。

ちなみに、私の経験談でいうと、代理店手数料は15%~30%が目安かなと思います。

外注か内製化を検討しているときは、自社と代理店を同時に走らせて検討してみてもよいでしょう。

③PDCAを早く回せる

社内または自分が運用担当者になることで、いちいち外部に連絡しなくて済むので、クリエイティブテストの入稿や集計対応を早くすることができます。

テストの回数が増えれば増えるほど、より成功に近づく可能性は高まりますので、早くPDCAを回すことができるというのは大きなメリットになります。

④コントロールできる

仮に「やばい、今月の予算が足りない!土日だけどいますぐ広告止めなきゃ!」といったことが起きたとき、自社ならすぐに配信を止めることができますが、代理店委託だとそうはいきません。

なにかあった時、コントロールしやすいのは明らかに内製化したときです。

〇WEB広告を内製化するデメリット

次に、内製化することによるデメリットを3つお伝えします。

①負担が増える

内製化することで、広告の入稿作業や運用は自分たちで行うことになります。

予算やクリエイティブ数が少なければ大した作業にはなりませんが、バナーやLP、ターゲティングなどのテストを行いながら運用していくのが通常と思います。

このとき、そのたびに計測用のURLを発行したり、広告内のキャンペーンごとに集計してチームメンバーに共有するための資料もつくって…とった作業も発生するため、非常に手間がかかります。

少人数でブランド運営を行っている場合は、運用者はかなりの工数的な負担を覚悟する必要があるでしょう。

②スキルアップに時間がかかる

メリットの一つに「スキルが身につく」というのをあげましたが、その状態になるにはある程度の時間が必要になります。

アカウント設計やクリエイティブ、予算調整、計測タグの設置、全体のボトルネックの調査からの対策提案など、新人さんにとっては覚えることがたくさんあります。特に、計測タグなど、広告運用者に必須な知識であるにも関わらず、導入時や異常が発生したときのみに扱うため、そういった機会が発生しない限り経験することも難しかったりします。

業務外での努力をすれば、もちろんその分時間はかけずに現場で活躍できるかもしれませんが、未経験者がある程度運用できる状態になるには、最低でも半年間は長い目で見る気概が必要でしょう。

③最新情報が手に入りづらい

もしかすると、これが一番のネックかもしれません。

自社でWEB広告を内製化できた場合、普段はいいのですが媒体側で大きな変更や、業界のトレンドといった、委託先ならではの情報を落としてもらえないことになります。

内製化を決めた方は、この点もどのように対策するか踏まえたうえで検討するとよいでしょう。

〇おわりに

いかがでしたか?

WEB広告の内製化は、けっこう会社によって考え方が違うのではないかなと思います。

ただ1点、私としては「たとえ委託しても、内製化した状態と同じ気持ちで運用&行動すべき」というのは非常に重要だと思っています。そう思うだけで、頭がインプットやる気が大きく変わってくるからです。

もしあなたがWEB広告のプロになりたければ、たとえ委託をすることになっても、前のめりで情報を取りに行ってくださいね。

それでは、最後までご覧頂きありがとうございました~!