こんにちは、管理人のRです。

この記事では、
「CVRってなに?」
「新しくWEBマーケ担当になったけど、専門用語ばかりでよくわからない、、」

という方に向けて書いています。

初心者の方でも理解しやすいよう、言葉をできるだけ噛み砕いて書いてみましたので、ぜひ最後までご覧ください!

〇CVRとは

CVR(シーブイアール)とは、Conversion Rateの略で「広告をクリックした人たちの中で、どれぐらいの人が商品購入やサービス登録をしたかを示す割合」のことです。コンバージョン率、といったりもします。

例えば、バナー広告をクリックしてLP(ランディングページ)を見た人が100人、そのうち商品を購入した人が1人であれば、CVRは1%、となります。

〇CTR、CTVRとの違い

よく混乱してしまう指標として、CTR(シーティーアール)やCTVR(シーティーブイアール)があげられます。

CTR

CTRはClick Through Rateの略で、「広告が表示された人たちの中で、どれだけの人がクリックしたかを示す割合」のことです。
例えば、バナー広告が表示された100人中10人がその広告をクリックした場合、CTRは10%になります。

CTVR

CTVRは、CTRとCVRの掛け算した指標で、「クリックや購入へ、総合的に最も貢献したクリエイティブはどれか」を示す指標です。
例えば、先ほどの100人中10人がクリックするような優秀なバナーでも、その10人が誰も商品を購入しなかった場合、CTVRは0%になります。

CTVRは少しマイナーな指標で、広告管理画面の指標一覧にないことも多いです。
ただ、月数十万以上稼いでいるような有力なアフィリエイターは、この指標を重要視している、と聞いたこともありますので、覚えておいて損はないでしょう。

〇CVRの計算方法

CVRの計算方法はとても簡単で、下記の式で計算できます。

CVR =(コンバージョン数)/(クリック数) × 100%

「LPのクリエイティブテストをしたい!」という話になったら、この計算をして購入が発生しやすい割合を算出し、テスト結果を判断することが多いです。

〇CVRの重要性

CVRは、主にLPの成績を示すときに非常に重要な指標になってきます。

例えば、AとB両方のLPをテストしたい!となったとき、どちらのLPがよいか判断するうえで重要なKPIになるでしょう。

冒頭の「100人中1人購入でCVR=1%」という例でいえば、CVR=2%であれば2人購入となり、「別に1,2人だったら大差なくない?」と思ってしまうかもしれません。

ただ、WEB広告は非常に母数がたまりやすく、数万~数十万クリックはあっという間にたまります。
そうなると、CVも数百件と変わってきてしまいます。

また、テストの指標はほかにもCPAを見たりすることが多いですが、CPAはテスト期間の違いなどでCPCが変動し、正確に比べられないこともあります。

逆にCVRだけを指標にテストすることもリスクがありますが、テスト結果を判断するための重要な指標の一つになることは間違いないでしょう。

〇CVRの改善方法

CVRは、基本的に数字が高ければ高いほど良いと考えてOKです。

そこで、CVRをさらに高くするための手段として、いくつか項目をあげておきます。

ファーストビューの変更

LPは、なんといってもファーストビューで第一印象が決まります。ファーストビューというのは、ページを開いたときに一番最初に目に入る部分のことを言います。

広告は人とのコミュニケーションともいえるので、第一印象は非常に重要です。
ぼくも、ファーストビューのみの変更でCVRに大きく差が出たのを何度も経験しています。

ヒートマップなどをすでに利用されている場合は、ファーストビューの離脱状況を確認してみるとよいでしょう。

バナーとのつながりを意識

LPのテスト結果を判断するとき、意外と盲点となりやすいのがバナーとのつながりです。

バナーは全く同じものでLPをテストするのであれば問題ないのですが、バナーは別物でテストをしてしまうと、「あれ、バナー広告でおっ!て思ったけど、なんか統一性のないページに来ちゃったな、、」と考え、離脱させてしまう可能性があります。

クリック率の高いバナーをLPのファーストビューに置いてみるなど、バナーとのつながりを意識して認識のズレを生まないようにすれば、CVRが上がる可能性は高いでしょう。

ページ表示速度の改善

2017年~2018年、Googleがページ表示速度に関する調査を行いまして、ページの表示速度が1秒~3秒になると直帰率が32%増加、6秒になると106%増加、10秒まで遅くなると123%増加するとの調査結果がでたとのことです。

また、ページの表示に3秒以上かかるスマホページではユーザーの53%が離脱しているとのことです。

LPで商品写真などをきれいに見せようとしすぎているあまり、画像サイズが非常に重いものを使用していないでしょうか?いちど、確認してみてもよいかもしれません。

ページ一体型LPの導入

近年、LP自体に応募フォームが記載されているような、ページ一体型のLPを見かけます。ぼくが担当しているブランドはシステム上その手法が使えないのですが(いま社内で改修予定です)、ページ一体型はLPから購入までのページ遷移がないため、離脱が減り、CVRが上がったという事例を多く聞きます。

ぜひ、ご検討されることをオススメします。

競合他社の調査

ここまでいくつか案をあげましたが、「すべてトライしてるけどうまくいかない。。」という方、改めて競合はどんなLPを使用しているか、調査してみてはいかがでしょうか?

WEB広告は日進月歩の業界なので、気づいたら新しいトレンドや広告手法が使われていたりします。

自社の過去の成功にとらわれすぎず、外から情報をキャッチアップしていけば、これまでにない手法が見つかるかもしれません。

〇おわりに

いかがでしたか?
WEBマーケティング業界は専門用語が非常に多く、かつ現場では共通認識として毎日のように飛び交う言葉だったりもするので、
慣れないうちは少し苦労してしまうかもしれません。
最初は先輩に一つ一つ意味を教えてもらいつつ、個別にこういった記事でも勉強して、
1日でも早く戦力になれるよう頑張っていきましょう!

それでは最後までご覧いただき、ありがとうございました~!