こんにちは、管理人のRです。
この記事では、
「あれ、CPCってなんだっけ、、?」
「CPCってなんの略?どんな時に使うの?」
という方に向けて書いています。
初心者の方でもわかるよう、できるだけ整理して書きましたので、ぜひご覧ください!
目次
〇CPCとは?
CPC(シーピーシー)とは、Cost Per Clickの略で「広告を1クリックしたときに発生するコスト」のことです。
例えば、1クリックしてもらうのに必要なコストが40円だった場合、
CPC=40円
という言い方をします。
〇CPCの仕組み
CPCは、WEB広告業界で働く人は必須で覚えておくべき指標です。
そんなCPCは、どのような仕組みで決められているのでしょうか?
それは、簡単に言うと「競合他社とのオークション」によって決まります。
例えば、あなたが「広告表示を求められる側(GoogleやInstagramなど)」だった場合、1クリック60円まで支払うA社と、1クリック80円まで支払うB社、どっちの広告を表示させますか?
答えはB社ではないでしょうか。理由はその方が儲かるからですよね。
ではここで、じゃあA社が「やっぱり頑張って1クリック90円まで出します!」と言ったらどうしますか?
今度はA社を表示させるかと思います。
こうやって、より多く広告費を払ってくれる企業がオークションに勝てるわけですね。
ただ一方で、実際の広告表示はオークション結果だけですべてが決まるわけではなく、広告のクリエイティブや配信先のユーザーとの親和性などによって調整されます(どんな計算で調整されているかはブラックボックス化されています)。
そして、最終的に総合評価の高かった順でより良い位置に広告が表示されます。
もし入札単価だけで広告順位が決まった場合、お金を持っている企業ばかりが勝ってしまいますからね。
Googleをはじめとする多くの広告媒体は「ユーザーファースト(何よりもユーザーが最優先)」の理念や考え方でサービスを提供しています。そのため、もしユーザーにとって明らかに不要と思われる広告ばかりが表示されてしまうのは、理に反するのです。
とはいえ、入札金額(CPC)が高ければオークションに勝ちやすいというのは間違いないので、ひとまず初心者の方は「CPCをあげれば広告が表示されやすいのか!」とご理解いただければよいかなと思います。
〇CPCにも種類がある(平均クリック単価、上限CPC、拡張CPC)
CPCにも、いくつか種類があります。ただ、ちょっとした派生のようなものなので、初心者の方は読み飛ばして頂いて構いません。
平均CPC
「CPCはオークションだ!」と先ほどお伝えしましたが、このオークションは広告媒体によっては1円単位で固定することができません。
「CPA最適化で運用してたけど、CPC換算したらどうなるか知りたい…」となった場合など、下記のような計算式でCPCを求めることができます。またこれを平均CPC(平均クリック単価)と言います。
平均CPC = 合計広告費 / 合計クリック数
とはいえ、CPC=平均CPCとして扱うことがほとんどなので、そこまで明確に線引きして話す必要はないかなと思います。
上限CPC
上限CPCは「これ以上のクリック単価で入札したらダメだよ」という指示機能です。
会社の予算都合や、どうしても単価を安くして広く浅くアプローチしたい、という場合に利用します。
下記、Googleサポートのリンクを貼っておきますので、詳しく知りたい方はご覧ください。
https://support.google.com/searchads/answer/1262311?hl=ja
拡張CPC(eCPC)
拡張CPC(eCPC)は、「広告主が手動で設定したCPCなんだけど、もし獲得見込めそうなお客さんいたら設定より少し高めで入札してでも取りに行ってよい?」というGoogleからの提案で、Googleサービスの機能の一つです。
まぁ、Googleの良いおせっかい機能、という感じですね笑
詳しく知りたい方は、下記をご覧ください。
https://support.google.com/google-ads/answer/2464964?hl=ja
〇CPM、CPA、PPC、CPIとの違い
またCPCと似たような専門用語で、代表的なものとして下記をあげておきます。
「なんだか用語が多くて混乱しちゃって…」という方は、この際覚えちゃいましょう。
CPM(シーピーエム)
CPMはCost Per Mille(コストパーマイル)の略で、マイルはラテン語で1,000という意味を持ちます。その1,000は表示回数のことを指すため、「1,000回表示されたときのコスト」という意味になります。
表示回数は「インプレッション」とも言い、インプレッション単価とも呼びます。
CPA(シーピーエー)
CPA(シーピーエー)とは、Cost Per Actionの頭文字をとった言葉で「顧客獲得単価」と訳されます。簡単に言うと、「1アクション(購入やサービス登録)発生させるために必要なコスト」という意味です。
下記、CPAに関する記事をまとめておりますので、気になった方はご覧ください。
https://dotsmarketing.net/2021/09/29/cpa_toha/
PPC(ピーピーシー)
PPCはPay Per Clickの略で「1クリックあたりに支払われるコスト」のことです。
…おや?と思った方、正解です。これはCPCと概念は一緒です。
あえて言うのであれば、広告代理店から提案を受けるときによく使われているのがPPC広告、という言葉の方で、こちらは広告の概念として扱われたり、またSEM周りの広告とされることが多い印象です。
ただ、CPCとPPCどっちを使っても会話は成り立つので、初心者の方は一緒と覚えてしまってもよいでしょう。
CPI(シーピーアイ)
CPIは、Cost Per Installの略で「1インストールあたりに必要なコスト」という意味です。インストールという言葉が使われている通り、アプリやゲームの広告で使われる指標ですね。
意味合いはCPAと同じと考えてよいでしょう。
〇おわりに
いかがでしたか?
WEB広告は専門用語をかなり使うので、初心者のころは「あれ、これなんの指標だっけ、、でも今更誰かに聞くのも恥ずかしいし、、」となることが多いと思います。
専門用語を覚えるときは、「なんの言葉の略か?」を一緒に覚えるとラクなのと、ゆくゆく「この指標、見たことないけど多分こういう意味の略かな、、」と想像がつくようになりますよ♪
それでは最後までご覧いただき、ありがとうございました~!