この記事では、
「ブランディングとマーケティングの違いがよくわからない…」
という方に向けて書いています。

この記事は(一財)ブランド・マネージャー認定協会のテキストをもとに書いています。
また管理人は、ブランド・マネージャー1級資格取得者で、現在フリーランスとして活動している現役のマーケターです。

ブランドマネージャー1級の資格証明書

できるだけわかりやすく書いてみましたので、少しでも参考になればうれしいです。

ブランディングとマーケティングは「定義」が異なる

結論から言うと、

ブランディングは「ブランド・アイデンティティとブランド・イメージを一致させる活動」であり、マーケティングは「売れる仕組みづくり」という、定義の違いがあります。

「ブランド・アイデンティティ?ブランド・イメージ?」と思われた方、安心してください。これから解説していきますね。

ブランド・アイデンティティとは

女性が個性豊かな風船に向かって手を広げている写真

ブランド・アイデンティティとは、ひとことで言うと「『私たちは○○なブランドだっ!』という、企業の宣言」です。ここのポイントは、宣言者である主語が「企業」にあることです。

例えば、もしapple社が「私たちは『デザイン性』『高機能』がイチオシのブランドだっ!」というのであれば、それがブランド・アイデンティティになります。

さらに詳しく知りたい、という方は下記記事をご覧ください。
https://dotsmarketing.net/brand_identity_toha/

ブランド・イメージとは

ブランド・イメージを吹き出しで表現している写真

ブランド・イメージはそのままの解釈でOKで、「消費者がブランドに抱くイメージ」です。ここのポイントは、主語が「消費者」であることです。

appleの例では、消費者のappleに対するイメージが、
「デザインがおしゃれ」「洗練されている」「高機能」「スティーブ・ジョブズ」であれば、これがappleに対するブランド・イメージになります。

よろしければ、下記もご覧ください。
https://dotsmarketing.net/brand_image/

つまり、先ほどのapple社の例のアイデンティティと重ねると、「デザインがおしゃれ(デザイン性)」「高機能」という点はブランディングが成功しているものの、「洗練されている」「スティーブ・ジョブズ」はブランディングがうまくいっていない、ということになります。

ブランディングとマーケティングは相関関係にあるが、すり替わることはない

理解をつなげることをパズルのピースで例えた写真

話をもとに戻しましょう。ブランディングとマーケティングの違いは、

ブランディング=ブランド・アイデンティティとブランド・イメージを一致させる活動
マーケティング=売れる仕組みづくり

とお話をしました。

これらが意味するのは、ブランディングはブランド提供者と消費者の認識を統一することを目指し、マーケティングは売上を上げる仕組みを作ることを目指している、ということです。

目指す方向が変わると、活動内容や普段の会話にも違いが出てきます。

例えば、ブランディングチームでは「顧客アンケート結果で想定外の思われ方をしているね」という会話がされ、マーケティングチームでは「施策の費用対効果はどんな進捗?」という会話が中心になる、といった具合です。

KPI(目標)は、ブランディングでは「ブランドの認知度調査の結果」、マーケティングでは「売上(利益)や注文件数」、というのがオーソドックスな設定項目でしょう。

もちろん、両者は完全に切り離せるものではなく、認知度や売上など相互に影響を及ぼし合っています。ただこれは、すり替わるものではありません。

もし上司が「来期はブランディングを強化したくて、ただ予算は少しでも売上につなげるために顧客アンケートには使わずに広告予算に~…」と語りだしたら、黄色信号かもしれません笑

その時は、ここまで読んでくださったあなたが上司を止めてあげてくださいね。

〇おわりに

登山家が山頂で遠くを見ている写真

いかがでしたか?

正直、「ブランディングとマーケティングの違いはね…」と、きれいに説明できる人はあまりいないのではと思います。

これからブランディングとマーケティングを勉強したい、という方に、本記事が少しでもお役に立てばうれしいです。

それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました~!