こんにちは、管理人のRです。
この記事では、
「CTRってなに?」
「新しくWEBマーケ担当になったけど、専門用語ばかりでよくわからない、、」
という方に向けて書いています。
初心者の方でも理解しやすいよう、できるだけ難しい用語は使わずに書いてみましたので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
〇CTRとは
CTRとは、Click Through Rateの略で「広告が表示された人たちの中で、どれだけの人がクリックしたかを示す割合」のことです。
例えば、バナー広告が表示された100人中10人がその広告をクリックした場合、CTRは10%になります。
〇CVR、CTVRとの違い
CTRとよく間違われる指標に、CVRやCTVRがあります。
混同しないよう、それぞれ違いを説明しますね。
CVR
CVR(シーブイアール)とは、Conversion Rateの略で「広告をクリックした人たちの中で、どれぐらいの人が商品購入やサービス登録をしたかを示す割合」のことです。コンバージョン率、といったりもします。
詳しくは、下記記事をご覧ください。
https://dotsmarketing.net/2021/10/03/cvr_toha/
CTVR
CTVRは、CTRとCVRの掛け算した指標で、「クリックや購入へ、総合的に最も貢献したクリエイティブはどれか」を示す指標です。
例えば、先ほどの100人中10人がクリックするような優秀なバナーでも、その10人が誰も商品を購入しなかった場合、CTVRは0%になります。
CTVRは少しマイナーな指標で、広告管理画面の指標一覧にないことも多いです。
ただ、月数十万以上稼いでいるような有力なアフィリエイターは、この指標を重要視している、と聞いたこともありますので、覚えておいて損はないでしょう。
〇CTRの計算方法
CTRの計算方法は非常に簡単です。
CTR =(クリック数)/(表示回数) × 100%
表示回数はimpression(インプレッション)とも言われます。
冒頭の定義の通り、CTRは 「広告が表示された人たちの中で、どれだけの人がクリックしたかを示す割合」 なので、100%を超えることはないです。
業界や商材、配信媒体、訴求内容、ターゲティング(誰に配信するか)などによってクリック率も大きく変わってくるので、「大体これぐらいに落ち着きますよ~」と言えないのですが、どうしても目安を知りたい!という方は1~3%を目安に、広告運用に取り組み始めるとよいと思います。
運用してみて、「全部のクリエイティブ5%超えてたんだけど!」みたいな状況になるかもしれませんが、その時はそれらのクリエイティブの中でさらに競わせて、全体数値を引き上げていっていただけたらと思います。
〇CTRの重要性
CTRは、バナーの成績を判断するのに非常に重要で、基本的に数字が大きければ大きいほど良いと考えてOKです。
「間違えてクリックすることもあるのでは?」と思うかもしれませんが、あくまで少数派なので、母数が大きければ無視してしまって大丈夫です。また、Instagram広告やLINE広告など多くの広告媒体に当てはまることですが、CTRが良いバナーはCPCが下がる傾向が強いです(裏側でそういったアルゴリズムが組まれている、といわれています)。
CPCが下がると、その分同じ予算内でもその分より多くの配信をすることができます。
なぜ広告媒体でそのようなアルゴリズムが組まれているかというと、「クリックが発生しやすい=消費者が良い広告と感じやすい」という判断から、消費者にとって良いことをしている、と判断されるためです。
「じゃあ、CTRをあげるためにちょっと大げさな表現にしちゃえ!」というのはNGですが(ひどい場合、ブランドイメージ棄損や処罰の対象になります)、一定のルールを守りながら、その中でよいクリエイティブを考え出し、健康的に数字を高めていくのが良いでしょう。
〇CTRの改善方法
CTRを高めていくための方法をいくつかご紹介します。
訴求やオファーの変更
一番スタンダートな案です。
同じ商品やサービスでも、表現を変更することで印象が大きく変わります。
また商材によっては、季節性や時事性の訴求なども考えてみることができます。
CTAの変更
CTA(シーティーエー)とは、Call To Actionの略で、「アクションを促す表現やボタン」のことです。
例えば、「詳しくはこちら」とか「購入はココをクリック!」といったボタンを見たことはありませんか?
それがCTAです。
CTAは、消費者が実際にクリックしようとするとき最後に見る箇所になるため、表現や色を変更するだけで、数字が大きく変わることもあります。
いつも同じ表現をしていないか、ぜひチェックしてみてください。
カルーセル、動画バナーの作成
静止画ばかり作っている場合は、カルーセルや動画バナーを作ってみてはいかがでしょうか?
カルーセルというのは、スマホなどで指を横にスッとすると、2枚目の画像が出てくる表示方法です。
広告媒体やターゲットによっては、静止画ではなくカルーセルや動画などの方が効果が出やすかったりするので、少し製作に手間がかかるかもしれませんが、トライしてみることをオススメします。
表示サイズの用意
InstagramやLINEなどを利用されている方は理解しやすいと思いますが、広告にはストーリーズやタイムライン、ニュース欄などいろんな大きさの表示場所があります。
広告は主にメインのサイズさえ用意すれば何とか配信させることはできますが、大画面で表示させられる場所に小さな広告が表示されていては、少々もったいない状態になってしまいます。
同じ訴求のバナーでも、配信面に応じてサイズを用意するようにすれば、CTRをあげられる可能性は高まるでしょう。
競合他社の調査
CTRに限らず何事においても、いま競合他社はどんな広告で獲得しているのか、トレンドを知ることは非常に重要です。
実は、広告自体は、運用担当者が実際にそのプラットフォームを利用していなくても、それなりに運用することは可能です。
ただ、実際に消費者がどういう心境やタイミングで広告を目にするのか知っておくことは非常に重要で、そこで多く見かける他社の広告があれば、そのクリエイティブは効率が良い可能性が高いです(効率が良いからこそ、ボリューム多く出稿されているわけですね)。
SNS広告などをされる際は、調査目的でアカウントを作成し、試しに少しでも使ってみるとよいでしょう。
〇おわりに
いかがでしたか?
CTRはバナー広告と関わりが強く、どれだけ消費者の目を引けたかを示す重要な指標です。
専門用語が多く、それらを覚えなければならないのがWEBマーケターの宿命ですが、「なんの言葉の略称か?」を覚えるようにすると、けっこうすんなり記憶できますよ♪
それでは最後までご覧いただき、ありがとうございました~!