この記事は、
「ブランディングの資格を取って活躍したい!」
「ブランディングの資格って、どんなものがあるの?」
という方に向けて書いています。
管理人はブランド・マネージャー1級資格取得者で、現在はフリーランスとしてBtoC or BtoB問わず様々なクライアントの事業支援をしております。
この記事を少しでもお役に立てていただければ幸いです。
それでは早速、ご紹介していきます。
資格①ブランド・マネージャー
一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会が提供している『ブランド・マネージャー』です。
https://www.brand-mgr.org/
同協会では、ブランド・マネージャーを下記のように定義しています。
ブランド・マネージャーは、ブランドの資産としての価値を高めるために、その構築から管理までの活動全般にわたる広範囲の経営的責任を担います。
広義のブランド・マネージャーとは、役職名ではなく、
経営者的視点からブランドの価値を高める経営戦略を実現する役割を担う人を指します。ブランド・マネジメントやブランド戦略を体系的に習得し、実践できる人財はまだまだ少なく、マーケティングにおいて重要かつ希少性のある資格・知識です。
(一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会 公式HP|https://www.brand-mgr.org/knowledge/)
私もブランド・マネージャー1級を取得し、抽象的になりがちだったブランディングをロジカルに整理することができるようになり、取得してよかったなと思っています。
ブランド・マネージャーの資格は3級から1級まで用意されており、数字が低くなるにつれて難易度が上がります。
3級は、同協会が提供している教材動画や公式テキストを勉強し、試験に合格すれば取得することができます。体系的にブランディングができることに対する理解や、専門用語の理解ができていれば取得できるでしょう。
2級は、2日間の講座を受講し、講座時間中の課題をクリアすることで取得が可能です。内容は3級で学んだこととほぼ同一ですが、講師から直接学び(ときには不意にクイズを出されることも)、実際に簡易的なブランドステートメントを作成したりもします。おおまかにいうと、3級はブランディングの基礎をインプットできていること、2級はそのなかでも主要部分をアウトプットできること、と考えればよいでしょう。
受講は誰でも可能で、3級の資格を持っていなくてもいきなりチャレンジすることが可能です。
1級は難易度が上がり、アンゾフの成長マトリクスやポジショニングマップの軸の追加といった新しいインプットが増えます。また、実際に自分が携わっている事業で20ページ以上にわたるブランドステートメントを完成させることが求められます。
合計4日間の講座+宿題のブランドステートメントを複数作成するなど、頭にたくさん汗をかくことになります。また、2級を取得していることが申し込み条件になります。
なお、同協会はほかにも「プラクティショナー」「スタンダードトレーナー」といった資格を用意しており、「人にブランディングを教えること」を生業とする方は、こちらも検討してみてもよいかもしれません。
資格②ブランド・プランナー
一般社団法人ブランド・プランナー協会が提供している『ブランド・プランナー』です。
https://www.brand-planner.org/
同協会によると、ブランド・プランナーは下記のような定義です。
ブランド・プランナーとは企業ブランディングにおける知識・スキルを要し、
(一般社団法人ブランド・プランナー協会 公式HP|https://www.brand-planner.org/about.html)
企業のブランディングを推進する中核的役割を担う存在のことを指します。
企業の法人格となる“らしさ”を抽出し、整理・運用を行い、ブランド価値の向上を実現します。
ブランド・マネージャーと似たように感じる資格ですが、ブランド・マネージャーは環境分析から目標設定までを網羅的にカバーするのに対し、ブランド・プランナーはロゴやキャッチコピーなどのブランド要素設計・構築といった、消費者顧客とより近い領域に特化した資格と言われています。
ブランド・プランナーには2級と1級が存在し、2級を取得した方のみ1級にチャレンジできます。2級の講座は現在オンラインのみの開催で全5回、受講後に試験が行われ、最短3日で取得できるようです。1級は難易度が上がり、計5件のブランディング実績が必要で、それらをレポートとして提出し、審査に合格すれば取得できます。
資格③ブランディング実務士
一般社団法人リブランディング協会が提供している『ブランディング実務士』です。
公式HPでは、下記のように記載されています。
ブランディング実務士は、大企業のブランドマネージャーや、デザイナーの指揮をとるブランドプランナー向けのブランディング資格ではございません。そのため、高額投資が必要な施策や、外注すれば済む本格的なデザイン論、専門知識の暗記などではなく、スモールビジネスのマーケティング実務において、即活用できる実践的な内容を網羅しています。ブランディング資格やマーケティング資格をお探しの方におススメです。
(一般社団法人リブランディング協会 公式HP|https://branding.or.jp/shikaku/)
スモールビジネスで即活用できる、実践性に特化したスキルが身につきます。
コンサルタントやコーチングを職業にしている個人事業主からの申し込みが多く、資格取得者後には同協会と仕事をしていくことも多々あるようです。
1~2日間で計8時間の受講時間が必要で、マンツーマンでの受講と試験で資格が取得できるようです。満足度も約97%と高く(2023年2月時点)、マーケティング領域にも興味がある方にはオススメです。
まとめ
今回は、ブランディングに関する資格を3つご紹介しました。私自身、ブランド・マネージーの資格を取得して感じたことは、「ブランディングできます!」という方はいても「ブランディングの資格を持っています!」という方はなかなかおらず、クライアントから一目置いて頂けることが多いです。
知識を得られるだけでなく、個人としての箔や自信も得られますので、ぜひご自身の仕事ややりたいことにあった資格を見つけて、チャレンジしてみてくださいね。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました~!